蒲郡ファンタジー館 (2010年秋閉鎖 ⇒ 2014年7月 竹島ファンタジー館として再開!)
JR蒲郡駅から東に2キロほどのところにある私設アミューズメント・パーク。
観光土産用の物産店の奥に併設されています。
海底の風景を貝殻を使って見立て表現したお楽しみ館といいましょうか。
私には、コレクション趣味のある事業家の方が多少の実益を兼ねて
(というか言い訳にして)、思う存分、遊び心(趣味心)を発揮したもののように思われます。
土産物店のスタッフの方に聞けば、40年ほど前に先代のオーナーがフラワーパークとして
始めて、20年ほど前から貝殻ファンタジーに変わったそうです。
夢中で貝殻を集めて、それをほかの人にも見てもらいたいと思ったのでしょう。
写真撮影は歓迎だそうなので、皆様にもご紹介。
鉱物や化石も(多分一時期しゃかりきになって)集めまくったようで、
見立て展示の後にコレクションルームがあって、多数の鉱物・化石標本も展示されています。
世間的には珍スポット扱いする向きもあるようですが、
こういう情熱はコレクションを趣味にしている我々にはよく理解できる種類のもので、
とにかく本人は楽しくてしかたがないのでありますよ。
貝殻館を作っていたときは、見立てのアイデアを出したり、貝殻の組み合わせを考えたり、
作業を指図したり、オーナーは毎日竜宮城で夢の日々を過ごす心地だったに
違いないと思います。
「わしはこれが好きなんじゃ〜オーラ」全開のファンタジー。一度は見ておいてご損はないぞな。
現在は2代目さんが後を継いでいるそうです。
入り口を入ると、さっそく壁面に貝殻を貼り付け海底に見立てた貝殻絵。
ガラス張りの床にもコレクションの貝やサンゴの類が
貝殻を花束に見立てて
サンゴのデコラ
芸術志向
構想に唸りました。海底の沈没船ですね
作っていたときはさぞ楽しかったことでしょう
これは…? タコかカニか火星人?
貝殻提灯が赤く光るトンネルを抜けて
(埋まっているのはオウムガイ)
貝殻くらげのただよう海をゆき
貝殻龍の棲みかを抜けた先に
見えてきたのは竜宮城
乙姫さま いついつまでも
この先はガラリと趣きを変え、
暗闇の中を蛍光に先導されてコレクションルームへ
貝殻に蛍光塗料を塗って紫外線で光らせています。
(蛍光鉱物のカケラを置いたスペースもあったのですが、
紫外線が弱っているようで、あまり明るく光っていませんでした。
撮影もうまくいかず残念)
紫色蛍石を下から照明しています(バックライト)
コレクションルーム 鉱物
化石
いや、違うだろう。これは緑柱石です
これが葡萄石です。
先代オーナーのコレクション。
私を泣かせた一品。旧ソビエト、パミール産のラピスラズリ!!
貝殻コレクション
世界初公開!!と言われても困りますが、
確かに初めてコレクション(の一部)を拝見させていただきました。
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