しずく15.

Lは子供の頃、お父さんに連れられて鉱物フェアに行き、100円のタンブル石を買ってもらったのが、鉱物趣味の始まりだ。
そのときの紫色の石に、ほんのちょっと青い部分があって、何年後かに、それが非常に珍しい新鉱物であることがわかった。

             Lは、「俺は、昔から石を
             見る眼があったんだ。」と、
             のたまっている。