◆めのうギャラリー 3

 

 

めのう

いかにも瑪瑙(馬の脳みそ)らしい錯綜した模様が綺麗です。

※と思っていたのですが、瑪瑙という名の由来は「産状が葡萄状ないし腎臓状で、馬の脳に似ていること」にあるそうで(近山大事典)、模様が錯綜しているからではないようです。
山田氏は定義の曖昧さを断った上で、ゴビ砂漠に転石として見られる瑪瑙の団塊を取り上げ、独特の凹凸を持ちつつ滑らかで柔らかい生体組織の印象があることを述べ、「特に乳白色のものは、馬の脳が石化したと考えられたのもどこかうなずける。」とされている。
一方、益富翁は「文理(模様)が交錯して馬の脳に似たところがある」からだ、という由縁を(おそらく中国の何らかの文献を引いて)述べている。(鉱物)