折々書いていますが、僕は飛行機が好きです。プレイステーションのゲーム、「エースコンバット」シリーズがお気に入りで、1〜5と Zero はしっかりやってきました。
僕のイチオシは 04 シャッタードスカイ (2001)です。ゲームバランスが素晴らしく、やっていて爽快感があります。気分はガンダム一機でア・バオ・ア・クーの戦況を切り拓いていくアムロ・レイです。(cf.
ひま話 2002.1)
次に2(1997)がいいと思うのですが、04
をやった後だと単調かもしれません。しかしクリア後に入手できる
XFA-27という機体がヒジョーに格好よく、シビれます。ぜひこの機体に乗ってミッションを総ざらえしていただきたい。初代プレステのゲームですが、プレステ2で遊べます。
5 THE UNSUNG WAR (2004)はいささかミッションに面倒くささがありますが、まあ順を追ってシリーズをやり込んできた派としては許容範囲です。クリア後に FALKEN というレーザー兵器の特殊兵装を搭載する反則的に強力な機体が手に入り、この機体を使えば、今度はおおかたのミッションがチョロくなります。つまりゲームバランスが悪いです。
ZERO THE VELKAN WAR (2006)は相当に難しいし、何やってるか訳ワカメなミッションが多く、エーススタイルとかヘンな条件もつくのであまりお勧めではありませんが、5までやってきた人なら手を出してしまいますよな。一瞬でも気を抜くと、その瞬間に撃墜されるシビアさですが、頑張って戦うしかありません。
この後、シリーズはキャリアを乗り換え、プレステ2以外の別のゲーム機対応になってしまったのでフォローしてません。
僕としてはプレステ2のゲームは一生モノと思っていたのですが、SONYは昨年プレステ2の製造を終了し、互換機を提供する考えもないようなので、私の計画には赤信号が灯っています。
SONYさんには、13年間にわたってゲームを買い続けてきた数多のユーザー、膨大な数のソフトの救済・延命措置を切にお願いしたいところです。(互換性の確保された初代プレステソフトを含めると19年分の財産です!)
それはさておき、僕は先般エースコンバット5のセーブデータを消失するというカタストロフィに見舞われたため、またぞろゲームをイチからやり直すことになりました。勲章総獲り、Ace
モード all Sランククリアをして感無量でした。この災難がなければやり直してなかったと思うので、禍い転じて福となる、だなあと思います。
ファイナル・ミッションが終わると、エンディングに The
Journey Home
という英語の歌が流れます。単語を一語一語かみしめるようなスローな歌で、日本語の訳詞が字幕で流れますが、実はこれが違和感ありまくりです。
そこで、なるべく英語の詞のニュアンスに近づけて、直訳調で訳してみました。同好のエースコンバット愛好家に贈ります。
★ まず英語の詞
Namco PS2 game ; "Ace Combat 5 - The Unsung War"(2004) Ending Song Title: The Journey Home
The journey begins
Starts from within
Things that I need to know
The song of the bird
Echoed in words
Flying for the need to fly
Thoughts endless in flight
Day turns to night
Questions you ask your soul
Which way do I go?
How fast is too slow ?
The journey has its time, then end
(variant: The journey has its time within us)
If a man can fly over an ocean
And no mountains can get in his way
Will he fly on forever
Searching for something to believe
From above I can see from the heavens
Down below I see the storm rages on
And somewhere in the answer
There is a hope to carry on
When I finally return
Things that I learn
Carry me back to home
The thoughts that I feed
Planting a seed
With time will begin to grow
The more that I try
The more that I fly
The answer in itself will be there
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★訳詩 by SPS :なるべく原詩の表現(単語)に即して直訳調で訳したもの
「故郷への旅」
旅が始まる
心の中から始まる
私が知らなければならないこと
鳥の歌、言葉になってこだました、
飛ばずにいられないから飛ぶのだ、と
終わりのない思索と飛行
昼が夜に変わる
あなたがあなたのたましいにかける問い
どの道を行こう? 遅すぎはしないか?
旅には旅の時があり、いつか終わる
(別詞:旅には旅の時があり、それは私たちの心の中にある。)
海を越えて飛ぶことができ、行く手をさえぎる山もないとしたら
人はいつまでも飛び続けるだろうか、信じられるなにかを探して
高みから、天上から私は見る、はるか下に荒れ狂う嵐を
そして答えの中のどこかに、飛び続けるための希望がある
いつか帰るとき、私の学ぶことが私を故郷に連れてゆく
私が運ぶ思想は一粒の種となって、時をえて育ちはじめる
私がさらに挑むこと、私がさらに飛ぶこと
答えそのものが、そのことの中にあるはずだ
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ちなみに参考までに、(A)ゲームのエンディングで、英語の歌が流れているときに表示される日本語の字幕と、(B)ゲームのサウンドトラック(CD)に付属の訳詩を記しておきます。
いずれも、2節目を「鳥の歌声が問いかける」としていますが、原詞は問いかけではないです。全般的に、英語の歌のムードから連想したイメージによって、訳者が訳詞を創作している感じです。
(A)ゲームのエンディングで表示される日本語字幕の詞
旅立ちは 私の心から始まる
私だけの答えを求める事から
鳥の歌声が問いかける
ただ飛ぶためだけに 羽ばたき続けるのかと
止めどない想いを抱き 朝も夜も飛び続ける
私の心に問いかけながら
どこへ向かうのか
いつ辿り着くのか
この旅の終わりは きっと訪れると
大海を渡り 高峰を越えたとしても
なぜ信じるものを追い求め
人は飛び続けるのか
はるか天上から眺める 激しき苦難の嵐
探し求めた答えは 希望があるはず
手にした力に導かれ
やがて故郷に帰るとき
この想いを託し
大地に植える一粒の種の
時と共にやがて育ち上がる
心ある限り 私は挑み続ける
力ある限り 私は飛び続ける
それこそが答えになる
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(B)ゲームのサウンドトラック(CD)に付属の訳詩
旅は自分の内から始まる
答えを求めることから
鳥の歌声が問い掛ける
ただ飛ぶために飛び続けるのかと…
止めどない思いと共に朝も夜も飛び続ける
自分の心に問いながら
何処へ行くのか、いつ辿り着くのか
旅は始まり、そしていつか終わる
海を渡りどんな山を超えることが出来ても
なぜ人は信じるものを追い求め飛び続ける
はるか空の上から眺める激しい嵐の中
そこには答えが、そして希望がある
旅で得たものに導かれ故郷に戻るとき
さまざまな想いを託し
植える種のように
時が経てばやがて育つ
やれる限りを尽くし
飛べる限り飛ぶ
それだけで答えになる