No.10 ジャイプール (北インドその2)

 

デリー(やアグラ)に本拠をおくムガール朝と
協調しながら勢力を伸ばしたラージプート族
(ヒンドゥー系)の都ジャイプール。
今では宝石の町として有名で、
特にエメラルドやガーネットの研磨に
優れた技術を持っているという。

ピンクシティと呼ばれる旧市街(城壁内)
にある風の宮殿。名前を聞くと格好いいが、
ハレムの女性たちがこの館に住んで、
それぞれの窓から風に吹かれて
外を覗いていたのがいわれという。
窓の下から恋歌を捧げるおのこはなかったのか?

商人に率いられたラクダの群。
ジャイプールのあるラジャスタン地方は
雨の少ない砂漠地帯で、ラクダが重宝される。
これからバザールへ売られにゆくところ。

郊外にあるアンペール城は堅忍不抜の山城。
勇猛で鳴らしたラージプート族に相応しい。
観光には象のタクシーで坂道を登ってゆく。

象のタクシー。疲れたふりして、
わざと崖っぷちに体を傾けるヤツがいる。
どの象に乗るかは、慎重に選ぼう。
ちなみに彼らは十数キロ離れた象使いの村から
毎日この城に出勤してくるのだ。
お勤めご苦労。

アンペール城の内側(だったかな?)。
1728年のジャイプール遷都まで、
都として機能してきた。
味わいのある庭園だ。

銀色の毛並みが美しい猿。
アンペール城の中腹あたりで。
何してる?


着飾って観光するムンバイのお金持ち。
お上りさんです。(今は降りてるとこだけど)

 

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