No.74 ハレアカラ火山・マウイ島  

 

ハレアカラ火山はハワイ州マウイ島にある楯状火山で、
世界最大級の休火山。
最後に噴火したのは 15-16世紀頃とみられている。
火口の直径は約30km、標高は 3,008mある。
火口のうちに小さなクレーターが点在している。

かつて太陽が今より速く天穹を動いて昼の時間が
短かった時、半神マウイは人々の嘆きをきいて
この山に太陽を捕まえにゆき、
もっとゆっくり動くように説得したという。
ハレアカラはハワイ語で「太陽の家」のこと。

ハレアカラ日の出ツアーに参加。
深夜 2時にホテルを出て、案内の現地日本人の
ランクルで山道を上った。
トバ口から山頂まで 60キロあるが、高山病(高度障害)
を防ぐのに、時速 35キロ以下で上るのが
大切なのだそう。で、ゆっくり高度を稼いで
日の出の1時間ほど前に展望台に着いた。
展望台は吹きさらしで風が強く、
常夏のハワイとはいえ、冬には冠雪する高度。
6月でも寒くて寒くてふるえた。
でも雲海の彼方から朝日が昇るのを眺めて満足。

太平洋を見下ろす。

クレーターが目前に見えるカラハク展望台。
標高 2,787m。

 

どこか月面を想わせる風景。
アポロ11号の宇宙飛行士たちが、
月面着陸の練習をした場所という。
映画「2001年宇宙の旅」のロケ地でもある。


マウイ島 点景

船上からみたマウイ島

以前はパイナップル畑が広がっていたが、
80年代中頃から換金性のよいサトウキビが
育てられるようになり、以後、今日も見渡す限りに
緑の風が吹くサトウキビ畑に。ざわわ。

ラハイナの町で2番目に大きなバンヤン樹だそう。
東南アジアやインドに限らず、太平洋の島にもあるんだと感心。
ラハイナ港はかつてアメリカ捕鯨の供給基地として栄えた。
cf. ひま話 捕鯨博物館  

亜熱帯植物が茂るイアオ渓谷州立公園。
とんがり帽子の山は標高約370mのイアオ・ニードル。

イアオ渓谷の形成を語るパネル
噴火→カルデラ(陥没)→浸食
→渓谷の形成→安定化

朝日が昇る頃。ホテルの隣りにゴルフ・コースがある。

リゾートホテルの夕間暮れ
ライトアップしたプライベートビーチで夕食。

 ビーチ・テラスで開かれるルアウ・ショー。
ルアウはハワイ語で「宴会」の意。
ハワイの踊りはもともと神聖な儀式だったそうだが、
観光客向けに振付けをダイジェストして、
触りの部分を数分間ずつ披露してくれる。
ハワイに限らず、タヒチやトンガの踊りも。
出演者たちもハワイ出身でない人が多いそう。

 

フラを踊る人たち。
南海を舞台にした、昔の日本の怪獣映画で見たような…
そういえば平成ウルトラシリーズの映画で、
ダンの妻になったアンヌもハワイアン・フラを踊って
いたのでなかったか。


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