手元にあるテルル・セレン化鉱物、テルルネフスキー鉱 Bi₃TeSe₂。
1981年にロシアのインゴーダを原産地として記載されたテルル・硫化ビスマス鉱の Ingodite Bi₂TeS、及び1984年にロシアのネフスキー錫鉱床を原産として記載されたセレン・硫化ビスマス鉱のネフスキー鉱 Bi(Se,S)と共産する形で、スロバキアのビホルァート山脈で発見された。2001年記載。いまのところ産出報告は原産地のみだが、いずれ他所でも見つかるものと思われる。

ちなみに組成式 Bi₂₄Se₁₇Te₄ のセレン・テルル化ビスマス鉱、ビホルァート鉱はここが原産の鉱物で 1988年に記載された。画像の標本にも少量含まれているとか。…といっても、これらのセレン化/テルル化/硫化・ビスマス鉱はほんとに何がなんだか…。