500.イリス・アゲート Iris Agate (USA産ほか) |
イリス・アゲート。
このメノウについては最近までほとんど何も知らなかった。
リンクしている「不思議な石のイリス」さんで拝見して、あっ!キレイ...と驚いたのが入手のきっかけ。それから、以前に「空想の宝石・結晶博物館」さんで凄まじい画像を拝見したことがあったのをぼんやりと思い出した(宝石ホール⇒瑪瑙と玉髄のページ)。
多分僕はそのページの記述を読んだ時、「あまりにも稀」な石だとしたら、将来出会うことはあるまいと考えたのだろう。記憶からあっさり拭い去ってしまったようだ。
でも、その石をちゃんと手にしている同好の士がおられたのだから頭が下がる。
管理人のcococchi さんにおそるおそる訊いてみると、インターネットで時々見かける、と親切に教えて下さった。検索してみたら出ていた。で2つ買ったのが、ここに紹介する標本です。世はインターネット全盛。希産とされる石も、探せばどこかで欲しい人を待っている時代になったのだ、とあらためて認識した次第。
以来撮影にトライしているが、今のところ暗中模索。というか、そもそも業者さんの撮った写真のような鮮やかな虹がどうしたら見えるのか、まるで見当がつかない。
まず上の標本。ネバダ州ホース・マウンテンという有名産地のもので、ある角度から光を透かすとかなり幅の広い虹色のレコード模様が現れる。普通の(虹の見えない)状態と虹の見える状態とを並べてみた。その下に業者さんの写真を載せた。
どうしたらこんな風に見えるの、というくらい輝きが違う。
下の標本は、メキシコ産アゲートの薄片に生じたイリス効果。これも虹が見えない状態、見える状態、業者さんの写真、と並べた。最後の画像で分かるように、どうかしたら、全周に虹がまわって見えるようなのだが...。