No.47 ベルン4  

町のあちこちに熊のモチーフのオブジェがあります(ベルンは熊(ベア/ビョルン)の意味)。
地元の人に由来を聞いても「分からない」という返答ばかり(笑)。
Wiki にはそれらしいことが載ってますが、なんか腹に据わらないので
僕の中では不明ということで。

※ その後、ユングの著書の中で見つけたテキスト。「この州(カントン)の紋章には
熊が描かれており、今でもそこの檻には熊が飼われています−彼らのトーテム動物です。
これは従来、下手な語源的ジョークとみなされていました。ベルンのベア、と。
ところがその付近にある古いローマの植民都市が発掘されたとき、
熊たちに囲まれたケルトの女神の像が完全に保存された状態で発見されたのです。」
(夢分析T, p417)
「アルテミスは熊と結びつけられており、彼女の帰依者たちは自分たちを
アルクトイ arktoi すなわち熊と呼びました」(ビジョン・セミナー,p1027) 
こちらの方が腹に入ってくる。

ケルトと熊との関係を言えば、イギリスの伝説の王アーサー Arthur の名も
アルクトス(熊)と結びつけられている。伝説では彼はローマ帝国からの
従属・貢納要求を蹴って、軍を率いて大陸に渡り、帝国と戦って破った。

熊を従えているっぽいのやら、自分が熊なのやら、熊の子分がいそうなのやら。
熊の皮を着て戦う凶暴な北方人の戦士(ベルゼルカー/バーサーカー)を連想します。

通りには噴水(泉)も並んでいます。16世紀以来のものだそう。
装飾柱が立っていて、いわくありげな像がついてます。

1544年に樹てられて以来という、もっとも歴史の古い装飾柱のひとつとか。
幼児を啖う男(食人鬼とも)の像。由緒は、やっぱりよく分からないらしい。
この下の井戸(泉)に子供が近づかないように、とかいう説明は面白くない(本当らしくない)。

ライオン退治?

正義の女神ユースティティア(ジャスティシア)。先入観(偏見)を持たないように目を隠している
(そして天秤で測定する)のだそうですが、やっぱりちゃんと自分の眼で見た方が…

お店のショーウィンドウ。 なぜネズミ?

ちょっと感じがよかったので撮りました。厄除け、に見えますが…

 

ベルン1 ベルン2 ベルン3 ベルン5


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