No.78 ハノーファー (ドイツ)  

 

ハノーファーはニーダーザクセン州の州都で、
ドイツ有数の経済都市。
ベルリン、ハンブルク、フランクフルト等を繋ぐ
交通の要めであり、産業見本市の
開催地として知られてきた。

欧州最古級の貴族ヴェルフ(ヴェルフェン)家の
お膝元として 17C初にはハノーファー公国、
19C初のウィーン会議後はハノーファー王国の
都になった歴史的な街だが、二次大戦時に
度重なる空襲を受けて
市街中心地のほとんどを焼失した。

(ちなみに王国は 1866年の普墺戦争の
敗戦によってプロイセンに併合されたが、
英国王室と血縁のヴェルフ家は存続して、
現在もロンドンで王侯に等しい生活を
送っているそうだ。)

2005年以来、17年ぶりに訪れる機会をえた。
No.16 収穫祭 in ハノーバー
中央駅前の広場

エルンスト・アウグスト(1世)(1771-1851)の騎馬像
イギリス王族で、1837年にハノーファー王国の
第四代の王となったひと。
騎馬像の「しっぽの下で」は、
待ち合わせの合言葉(のひとつ)だそう。

たしか前回はこんな地下街は
なかった気がする。

モダンな現代都市の風
通りは歩行者天国になっている。

歩き続けると地下鉄のクレプケ駅。
地上にクレプケ時計があり、
ここも待ち合わせの定番スポットとか。
周辺はショッピング・エリア。
近郊に住む人が街に出て買い物したり、
食事をしたり、の憩いの場所。

イギリス国旗のデザインが?

ゲオルク通りの州立歌劇場

通りにはロマン派の作曲家
ハインリッヒ・マルシュナー(1795-1861)の像がある。

灯ともし頃

鳥の群れ ねぐらに帰るか

私たちは待ち合わせのレストランヘ

→ ハノーファー 食事

ハノーファーは 1983年以来、
広島と姉妹都市の関係を結んでいる。
二次大戦で 88回の空襲を受けたことも
広島への親近感となっているらしい。

エギディエン教会
14Cの建造で、大戦の空襲で屋根が
なくなっている。そのまま平和記念碑。
広島から贈られた平和の鐘がある。

この頃はどうもこういうレリーフの
シンボライズするイメージに関心が
向いてます。 

秋。紅葉が壁を這う。

マルクト通りの旧市庁舎
最古の部分は 1420年に遡るという
レンガ造りの古いゴシック建築で
建設に100年を要した。
空襲で破壊された部分があったが
戦後修復。
右奥に見えているのはマルクト教会。

マルクト教会は旧市庁舎よりさらに古く
創建は 14Cに遡る。
北部ドイツに特徴的なレンガ造りゴシック様式。
空襲で焼失。1952年に再建。
黒ずんでいるのは多分焼けたからと思う。

周辺の街並み
なんとなく古めかしい佇まいを醸し出す。

古い建造物の一部を再利用したモダンな建物。
こういう建築はドイツにわりと多い。

森の中のお菓子の家の雰囲気。
クレープ屋さん

前に来たときも、前足に赤い長靴を履いた牛を
見たのを思い出した。同じ店?


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