No.69 ドレスデン その2

 

ドレスデンはエルベ川の水運によって中世から栄え、
選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世(1670-1733)
時代に最盛期を迎えた。ポーランド・リトアニア
共和国王でもあった人物で、強力・強健で知られ、
強王と呼ばれた。文化・芸術を保護し、
陶磁器(ザクセンはマイセン磁器でも有名、
彼の時代に焼成に成功した cf.No.90)や
宝飾品・絵画など美術品の蒐集にも努めた。
「百塔の町」ドレスデンは文化の都となり
多数の芸術家を輩出した。

選帝侯の収集品を集めたレジデンツの
「緑の丸天井」は石好き・宝飾品好きにもお薦め。

ちなみにクリスマスを迎えるお菓子、シュトーレンは
ドレスデンが発祥とされ、「ドレスナーシュトーレン」という
地域ブランドがある。毎年第2アドヴェントの前の
土曜日に、シュトーレンフェスト(祭り)が開かれる。
約3トンの巨大シュトーレンを押して仮装行列が練り歩く。

朝方 エルベ川沿いの遊歩道(ブリュールのテラス)を歩く

アルベルティーヌム(博物館)  ドーム屋根。

朝日が昇りきった頃あい

かつてのザクセン選帝侯の居城の壁画 「君主たちの行列」
アウグスト強王も描かれている。マイセン焼きのタイルを貼ったもの。
奇跡的に大空襲を免れた。

ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー) 1985年再建。

夕焼けに染まるマルクト広場

未だ復興中の 美しい町

 

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