No.80 ヘルシンゲル その2(町の風景)

 

16世紀末にはフレゼリク 2世の娘アンナが後のジェームズ 1世に輿入れする等、イギリスとは良好な関係を結んでいたデンマークだったが、19世紀初のナポレオン戦争は両国を敵対関係においた。1807年 9月、コペンハーゲンはイギリス海軍の激しい砲撃を受けた。cf. No.678

ディーネセンの「エルシノーアの一夜」はこの頃が舞台の物語で、エルシノーアの港に近い街角の古い邸宅で、二人の老嬢が若き日の面差しで現れた弟の亡霊と、過ぎ去った歳月を偲んで対話する。それは海峡が凍った 1841年の冬のことだった。弟は砲撃の年の 11月に私掠船の船長として海に出て、 1810年の結婚式の当日に町から姿を消していた。邸宅を管理していた婆やは、亡霊と姉妹とを引き合わせようとエルシノーアから馬車に乗り、ルングステッド(作者ディーネセンの住んだ邸宅が残っている)を通ってコペンハーゲンに住む姉妹のもとへ向かう。 

cf. カレン・ブリクセン博物館

コペンハーゲンとヘルシンゲルを結ぶ電車。

鉄道駅。

駅前の銅像。ハムレットとオフィーリアだそうだ。

ヘルシンゲルの街中

壁に絵を描いた建物がいくつかあった。

その一つ。往時のエルシノーアの繁栄ぶりを描いた絵。

この日は土曜日だったか。目抜き通りは人出で賑わっていた。

パフォーマンスもあったり。ちなみにコペンハーゲンからヘルシンゲルにかけての海沿いの地域は富裕層が多く住んでいるらしい。

エーレスンド海峡を渡って対岸の町、スウェーデンのヘルシンボリに行く船。対岸まで 7km、所要時間は約20分。デンマークは酒税が安いので、休日になるとスウェーデン人が大勢やってきてお酒を買っていくそうだ。

港のある湾部。

船越しに見たクロンボー城。

 

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