159.クレンケ石 Krohnkite (チリ産) |
もうひとつ、珍しい石なれど、チュキカマタには大量に存在する鉱物を紹介する。クレンケ石(学名の綴り中、”O”にはウムラウトがつく)。
アントラー石とともに銅鉱床の上部酸化帯に脈をなし、銅鉱石として採掘されていた。
タンバンにナトリウムがくっついた鉱物といえば、当たらずといえども遠からず。眼に鮮やかな空色で、水に溶けやすい。
アタカマ砂漠ではあちこちで見つかるが、こうした水溶性の鉱物は、やはり乾燥した不毛の土地ならではのもの。
cf. No.866
ナトロカルサイト (チュキカマタ銅山の詳細)