No.82 ハイデルベルク (ドイツ) その3
陽春5月、リンデンの樹、
ビールとワインと歌曲、
賑やかな乾杯(プロージット!)。
それは確かに私たち日本人観光者の
朗らかなドイツのイメージのひとつであります。
学生歌ガウデアムスの世界。
”♪みんな、大いに楽しもう
僕らの若いときを
素晴らしい青春が過ぎたとき
苦難に満ちた老後が過ぎたとき
僕らはこの大地に還るのだから
私たちの大学いつまでも
私たち学生いつまでも
愛らしく美しい乙女たちいつまでも
すべての人たち いつも栄えあれ”
そういう季節があっという間に
過ぎ去ったと知った時の
胸の締めつけられる思いを
日本人は結構気に入りがちな
民族なのではないかと思います。
ヒロインに再会した主人公(国王)は言う。
「おたがいに、一生おぼえていようね、ケーティー。
ぼくは君を忘れない。君もぼくを忘れてはいけないよ。
ぼくたちはもう二度とあえないんだ。
だが、ふたりは忘れない。
ぼくのハイデルベルクへのあこがれは、
君へのあこがれだった。
そして、とうとう、また君にあえたのだ。
さようなら、ケーティー」(山本藤枝訳)
「ライラの冒険」のエンディングを思い出します。
マルクト広場
ヘラクレスの像
イエズス教会
商店街
キャンディ・クリープ
グローブ(キリスト教世界球)と剣を持つ獅子王
化石・鉱物標本店
私の記憶では 25年前もここにあったです。
(今より)若かった私はラッキー!と思って
旅の仲間たちに、あれこれ講釈を垂れたです。
私が嬉しそうなので
「仕事の時と全然違う。
いつもそういう顔してればいいのに」
と彼らは言ったですよ。
シート状聚形の水晶
cf. No.1013
〜 No.1015
このページ終り [ホームへ]