2.魚眼石 Apophyllite-(KF) (インド産) |
インド西部のプーナはボンベイから200キロほど内陸へ入ったところ。鉄鋼業や化学工業の工場が建ち並ぶ産業都市として知られているが(少なくともインドでは)、私たち鉱物愛好者には、沸石や魚眼石の大産地として名高い。
この標本は、鍾乳状の玉髄の表面に、魚眼石の結晶が鈴なりになっているもの。私は「結晶の森」と呼んでいる。中国の墨絵の山水画という人もいる。 (1999.3)
cf. No.441, No.444(緑), No.533(ピンク) 魚眼石