477.緑石英  Quartz  (RSA産)

 

 

African Jade aca Green Quartz 緑石英 アフリカン・ジェード

緑石英 −RSA、ネルスプルート産

 

これは日本のあるインターネット業者さんが、アフリカン・ジェード(ネフライト)として販売していたもの。一般にアフリカン・ジェードという名称は、南アフリカのトランスバールあたりに産するハイドロ・グロッシュラーにあてられる用語で、宝石辞典によると、透明感があって白〜緑〜紅梅色の、トランスバール・ヒスイとも呼ばれる軟玉に似た石を指すのだが、この標本はそれとは違っているようである。

ささくれだった断面はNo.476でネフライトと見立てた石に似ているが、透明感に乏しく、断口で色が淡くなる調子は、その色合いが鉱物自体によるものでなく、含有する別の成分に起因することを暗示している。ねっとりした光沢はなく、そっけない硬い感じがある。2つの標本をこすり合わせると、No.476の方に一方的に条痕が入る(つまりこちらの方が硬い)。
私の考えでは、これは石英である。
ネルスプルートには、クロム白雲母(Fuchsite)を含む石英の亜種アベンチュリン(俗にインドひすいと呼ばれる)や、蛇紋石質の玉が産するそうだが、触感からするとこの標本は前者に近いように思う。
正直言って、私の鑑別力はお笑い種だ。ではあるが、毎回ラベルに無条件降伏では芸がない。間違っていたらやはり私の誤判定ということで。

cf. ヘオミネロ5(プレーズ)

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